契約時の確認ポイント ~確認すべきことは忘れずに~

契約のポイントは

購入する住宅が決まったらいよいよ契約です。契約の前には重要事項の説明を受けますが、多くは契約と同日に行われます。重要事項説明書や契約証書の説明は、量も多く耳慣れない言葉も多用されているため、つい内容を聞き流してしまいがちですが、確認すべきことはきちんと理解してから書類に署名しましょう。

重要事項説明書のチェックポイント
項目 具体的な動き
不動産の表示 購入物件に間違いがないか。
売主の表示 特に中古物件購入などで業者ではなく個人が売主になっている時は、実際に手続きをしている人と名義人が違っていないか。また業者でも販売代理が行っているような場合は、どこまで代理権が与えられているのか。
登記簿に記載された事項 登記簿の記載と合致されているかどうか。抵当権が付いている場合、引渡までに抵当がはずれるか。
法令に基づく制限 法令に適した建物かどうか。(将来自分で増改築を行う可能性がある場合など)どういった制限が適応されるのか。
飲用水・ガス・電気・排水施設 現状の設備および負担金を確認。プロパンガスや浄化槽の場合、将来的に都市ガスや下水道に変わる計画の有無やその時の負担金はあるのか。
売買代金と売買代金以外に
授受される金銭
売買代金に含まれているもの。(戸建の場合、外向工事費が含まれているのか。)売買代金以外の費用(諸費用)について、負担内容と支払時期などを確認。
契約の解除に関する事項 契約書の解除条件を確認。自己都合、ローン不承認、天災地変による建物の滅失、買い替え条件などの各状況の時に、手付金の扱いがどのようになっているか。
手付金保全措置 (売主が業者の場合)万一の場合に、手付金に対して保全措置が講じられているかどうか。
住宅性能表示制度の利用 新築で住宅性能評価を受けているかどうか。

※上記の項目は重要事項説明書に記載が義務付けられている項目すべてではありません。

契約証書のチェックポイント
項目 確認ポイント
売買代金及び支払い内訳 契約金額に間違いはないか。また最終現金・ローン借りいてなどいつまでに支払うかを確認。
各条項 重要事項説明書と同じ内容が書かれている部分が多いが違う項目もあるので注意する。
危険負担…契約後から引渡しまでの間に天災地変などにより建物に被害を被った場合など、買主・売主のどちらかが負担するのか。
瑕疵担保責任…(売主が業者の場合)売主が負うべき瑕疵に対する責任が明示されているか。
※瑕疵とはある物に対し、一般的に備わっていて当然の機能が備わっていないこと、あるべき品質や性能が欠如していることをいう。(≒欠陥)。

引渡までの確認ポイント ~入居説明会・内覧会には必ず参加しよう~

入居説明会

引渡し前に、必要な手続きを行う入居説明会が開催されます。登記・管理会社・火災保険などの担当者のほかに、インターネットやケーブルテレビなどの専門業者が集まるため、それぞれの内容を詳しく聞くことができます。また、駐車場の抽選会などをこの日に行われることも多いので、必ず参加するようにしましょう。

内覧会

建物が完成しお部屋が見られる状態になると内覧会が開催されます。各設備の説明を受けたり、建具等の取り付けが悪くないかなどご購入されたお部屋のチェックをします。クロスのはがれやフローリングの傷など、この内覧会の時にちゃんと指摘しておかないと、引渡し後では自分がつけたものと思われて対応してもらえない場合もあるのできちんと見ておきましょう。
内覧会のチェックポイント
項目 確認ポイント
窓・建具 開閉がスムーズ行えるか。
閉めた時に床にぶつかったり、逆に隙間ができていないか。
クロスにはがれがないか。
歩いた際に、浮きやきしみなど不自然なデコボコがないか。
※マンションなどのフローリングで、下層への音の伝わりを下げるためにクッション材を使用してある場合は、多少の沈みがあります。
(木造の戸建ての場合)柱が傾いていないか。
水回り 水が出るかどうか。
設備関係 パンフレットと同じものが設置されているか。
照明など各設備が正常に動くかどうか。
カラーセレクト・オプション工事 契約時にカラーセレクトやオプション工事を申し込んだ場合、自分の注文したものになっているか。

引越し

ローンなどの借入れや最終現金の支払いなどを終えたら、いよいよ鍵のお引渡です。お引渡当日は、鍵の他にもお部屋の中の各設備の取扱説明書や住宅性能評価書を取得している建物の場合はその評価書などを一緒に渡されるので大切に保管しておきましょう。
また、鍵を渡された瞬間から、お部屋の管理は自分で行うことになります。戸じまりなどしっかり行っておくことはもちろんですが、特に引越しがかなり先になる場合はこまめに換気に行かないと、和室の畳にカビが生えることもありますので注意しましょう。

引越しまでの手配 ~手配忘れのないように~

引越しの準備

鍵の受け渡しの目途がつく頃には、引越しの準備を始めないといけません。引渡しまでの各手続きは販売業者が案内してくれますが、引越しに関してはあなた自身が自分で段取りを組まなくてはいけません。引越し当日には「あっ、水道の開栓を忘れてた!水が使えない」なんてことがないようにしておきましょう。

手続きリスト
【1ヵ月前】
項目 具体的な動き
現在の家の解約連絡 大家さんまたは賃貸業者に、退去予定日を連絡。
引越会社の手配 引越会社に連絡して見積もりを取り、引越しまでの段取りを決める。
子供の転校手続き 学校に転校する旨を連絡。
(ローン手続き上、住民票の移動が速くなる場合は学校に相談しましょう。)
【2~3週間前】
項目 具体的な動き
不要な電化製品・家具の処分 新居に持っていかない不要な電化製品・家具の行く先を決めておく。
引越しの準備 使わないものから梱包していく。
(箱に開封する優先順位など書いておくと、引越し後迷わずに済む)
【2~1週間前】
項目 具体的な動き
各設備の手配 電気・ガス・水道・電話移設などの各手配を、鍵を受け取る日もしくは引越す日にあわせて手配しておく。(ガスは立ち会いが必要)
住所変更届け 銀行口座・クレジットカード・インターネット(プロバイダー)・電話・保険・NHKなど、自分が加入しているものに対してそれぞれ住所変更手続きをしておく。
転出届け等の公的手続き 市区町村役場にて、住民異動届け、その他、国民年金・国民健康保険・福祉関係等の各手当も合わせて行っておく。
【1週間前~前日】
項目 具体的な動き
引越準備の追い込み クリーニングに出しているものなど、忘れずに取りにいっておく。
新居で必要な物の用意 新居ですぐに必要になるもの(挨拶回り用の粗品・掃除用具・トイレットペーパーなど)を用意し、手持ち用荷物として用意しておく。
挨拶回り 近所の方・子供の学校関係者など挨拶にいっておくと良い。
【引越当日】
項目 具体的な動き
荷物の搬出 引越会社の方が荷物を搬出。あらかじめ新居での配置場所を伝えておきましょう。
退去する部屋の掃除 荷物が出た後、部屋の掃除を行う。また忘れ物がないかを確認。
部屋の明け渡し 家主(賃貸会社)の立ち会いで部屋の中を確認してもらい、鍵を返却する。入居時に預けた敷金の精算がいつ頃行われるのか確認しておきましょう。
荷物の搬入 引越会社などが荷物を搬入する時、どの部屋に入れるのか指示を出す。
挨拶回り 近所の人に引越してきた挨拶回りを行う。
【引越後】
項目 具体的な動き
転入届などの公的手続き 引越先の市区町村役場に行き、転入手続きを行う。子供の転向・国民年金・国民健康保険・印鑑登録なども合わせて行っておく。
運転免許証の住所変更 管轄の警察署にて住所変更を行う。尚、自動車税は転居前の都道府県の税務署より届くため、そちらに住所変更を行っておくか、車の住所自体を変える場合は、新居の所轄の陸運支局に届出を行う。
転居通知の発送 住所が変わったことなどを友人・知人に知らせるため、ハガキやメールなどで連絡する。

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